
お菓子作りの定番といえばやはり、クッキーですよね。
お菓子作りをしたことがある人なら、誰しも一度は作ってみたことがあるのではないでしょうか。
初心者でも簡単に作れるのがクッキーの魅力ですが、意外と失敗してしまうことも多いんです。
クッキーを作りながらうまくいかず、「どうすればいいんだろう…」と困ってしまったことはないでしょうか。
今回は、クッキーを作るときに一番陥りやすい、クッキーの生地がまとまらないときの対処法についてご紹介します。
クッキー生地がまとまらない時の対処法

クッキーの生地がまとまらない時の対処法には、
- 温度を調節する
- 材料を加える
の二つがあります。
この対処法はクッキーの生地がどのような状態かによって変わってくるため、まずはクッキーがまとまらない原因から説明していきますね。
クッキーがまとまらない原因には、二つの場合が考えられます。
一つ目は、生地がボソボソでまとまらない場合。
二つ目は、生地がやわらかすぎてまとまらない場合です。

それでは二つの場面ごとに、クッキーがまとまらない時の対処法について詳しくご紹介していきます。
生地がボソボソでまとまらない場合
生地がボソボソでまとまらない場合の対処法は、
- 冷蔵庫で冷やす
- 牛乳を加える
の二つがあります。
生地がボソボソな状態では、生地に水分がなく、乾燥していることが多いです。
材料同士が分離していて一つにまとまっていない状態なので、水分を加えて温度を調節することが必要になります。
もう少し冷蔵庫で寝かせる
生地がボソボソな時の対処法の一つ目は、冷蔵庫で寝かせることです。
生地がボソボソな理由として、冷蔵庫で寝かせる時間が十分ではないことが考えられるからです。
生地を冷やして休ませてあげることで生地がまとまりやすくなるでしょう。
牛乳を少し足す
生地がボソボソな時の対処法二つ目は、牛乳を少し足すことです。
先ほど生地がボソボソな原因を、生地の水分が不足しているからとお伝えしました。
牛乳を加えることでバラバラになっていた生地がまとまりやすくなります。
生地がやわらかすぎてまとまらない場合
生地が柔らかすぎてまとまらない場合の対処法は、
- 薄力粉を足す
- 冷蔵庫で冷やす
- 冷凍庫で冷やす
- 絞り出しクッキーにする
の四つです。
生地がやわらかすぎる場合は、ボソボソな場合と対照的に、生地に水分が多すぎることが原因です。
水分を吸収できる材料を加えたり、生地を冷やし固めたりすることで、生地がまとまりやすくなります。
薄力粉を足す
生地がやわらかすぎてまとまらない場合の対処法の一つ目は、薄力粉を足すことです。
生地がやわらかすぎるのは、ほとんどが生地に水分が多すぎることが原因です。
薄力粉を入れることで水分を吸収させることができて、ちょうど良い硬さになるでしょう。
冷蔵庫で1時間ほど冷やす
生地がやわらかすぎてまとまらない場合の対処法の二つ目は、冷蔵庫で1時間ほど冷やすことです。
生地がやわらかすぎると感じた時に、「なんだか生地が油っぽいな」と感じたら、バターなどの油分が関係していることが多いです。
冷蔵庫で1時間冷やしてあげることで、溶けていたバターが固まり、生地をまとめることができます。
冷凍庫で冷やし固める
生地がやわらかすぎてまとまらない場合の対処法三つ目は、冷凍庫で冷やし固めることです。
冷蔵庫で1時間冷やしてもダメだった場合はこの対処法を使いましょう。
冷凍庫に入れることでやわらかい生地を強制的に固めることができます。
冷凍庫に入れて固まった生地を常温で少し置いておけば、硬すぎもせずちょうど良い生地に仕上がるでしょう。
絞りだしクッキーにする
生地がやわらかすぎてまとまらない場合の対処法四つ目は、絞りだしクッキーにすることです。
クッキーの形を作るときは生地を棒で薄く延ばして型で抜く方法が一般的ですよね。
しかし、やわらかすぎる生地だと型抜きや棒にくっついてしまい上手く成型することができません。
そんな時は絞り出しクッキーにすることでやわらかい生地でも綺麗に仕上がりますよ。
クッキー作りで失敗しないためのコツ
クッキーを作るときに失敗しないためには、
- しっかりと計量する
- バターは溶かしすぎない
- 粉類はきちんとふるいにかける
- 生地を触りすぎない
などのコツがあります。
簡単に思われがちなクッキーですが、意外と失敗してしまうケースも多いんです。

クッキー作りで失敗しないために知っておくべき四つのコツについて詳しくご紹介します。
しっかりと計量する
クッキー作りで失敗しないコツの一つ目は、しっかり計量することです。
お菓子作りで良く失敗する人の特徴として、計量をしないことが挙げられます。
一つ一つの材料を計量器で計るのがめんどうで、「これぐらいでしょ」と目分量で作ってしまうこと、ありますよね。
しかしそれこそが失敗の一番大きな原因なんです。
レシピに書かれている通り、正確に計量することでクッキー作りでも失敗しないようになります。
バターは溶かしすぎない
クッキー作りで失敗しないコツ二つ目は、バターを溶かしすぎないことです。
生地がやわらかすぎる場合の対処法でもご紹介しましたが、バターを溶かしすぎるとやわらかすぎてまとまらない生地になってしまいます。
冷蔵庫から出したばかりの固いバターは扱いづらく、電子レンジで溶かしたくなりますが、サラサラの液体になるまで電子レンジにかけてしまうのはNGです。
クッキーを作り始める30分程度前に室温に戻しておきましょう。
バターは液体ではなくクリーム状にすることがポイントですよ。
粉類はきちんとふるいにかける
クッキー作りで失敗しないコツ三つ目は、粉類をきちんとふるいにかけることです。
クッキーの材料には薄力粉などの粉類が含まれていますが、これが意外とダマになりやすいんです。
きちんとふるいにかけて粉を均一な状態にしておくことでなめらかな生地になりますよ。
生地を触りすぎない
クッキー作りで失敗しないコツ四つ目は、生地を触りすぎないことです。
生地を触りすぎてしまうと、生地に手の温度が伝わりやわらかすぎる生地になってしまうからです。
クッキーの生地は冷蔵庫などで寝かせることも大切なので、生地を触りすぎないようにしましょう。
今回は、クッキー生地がまとまらない時の対処法について、生地がボソボソでまとまらない場合とやわらかすぎてまとまらない場合に分けてご紹介しました。
まず、生地がボソボソでまとまらない場合の対処法は次の二つになります。
- もう少し冷蔵庫で寝かせる
- 牛乳を少し足す
次に、生地がやわらかすぎてまとまらない場合の対処法は次の四つです。
- 薄力粉を足す
- 冷蔵庫で1時間ほど冷やす
- 冷凍庫で冷やし固める
- 絞り出しクッキーにする
クッキーの生地がまとまらず困ってしまった時には、まずどうしてまとまらないのか、その原因について知ることが大切です。
そしてその原因に合った対処法を選ぶことで、美味しいクッキーを作ることができます。

クッキーの生地がまとまらない時にはぜひ今回ご紹介した対処法を試してみてくださいね。