
料理に辛味を足したい時に使われるタバスコ。
メキシコ原産の”チレ・タバスコ”という唐辛子に酢が合わせられた、強い辛味と酸味が特徴の調味料です。
1度に使う量が少ない為、外食先で使うことはあっても、タバスコを常備している家庭は少ないかもしれません。

いざ使いたい時に、他のものでタバスコの代用ができたら嬉しいですよね!
今回は、タバスコの代用品やタバスコの作り方、代用品で作ることができるレシピをご紹介します!
タバスコの代用

タバスコは、自宅にある調味料で代用することができます。
タバスコのように、料理にピリッと辛味を与える代用品をご紹介します。
ラー油
ラー油は、タバスコの代用として使うことができます。
主に中華料理で使われるラー油は、タバスコと同じように唐辛子が含まれており、料理に辛さを与えます。
しかし、ラー油にはごま油が含まれているため、タバスコとは異なる香りがあります。
ラー油を加えることで中華風のテイストになるため、大量に入れてしまうと料理の味や風味に影響してしまうことも。
加える量には気をつけましょう!
チリソース
チリソースもタバスコの代用として使うことができます!
チリソースには、唐辛子の他にトマトソースやスパイスが含まれています。
辛さだけでなく酸味もある調味料なので、タバスコを使うときと同じような仕上がりが期待できます。
しかし、トマトがベースなので、タバスコに比べて辛さは少々控えめです。
豆板醤
中華料理に欠かせない豆板醤も、タバスコの代用品になります。
豆板醤は、唐辛子や大豆、ごま油などが含まれている、料理に辛さを加える発酵調味料です。
豆板醤は油で炒めることで香り高くなるので、調理の段階で加えると良いでしょう。
もちろんタバスコのように、後からかけても辛さを出すことができるので、好みで入れるタイミングを変えても大丈夫です。
サルサソース
メキシコ料理で使われるサルサソースも、タバスコの代わりに使うことができます!
サルサソースはトマトやピーマン、玉ねぎなどの野菜に、香辛料が合わさったソースで、タコスなどに使われています。
種類によって辛さは様々ですが、サルサソースは酸味や香辛料の風味がタバスコに似ています。
また、野菜がざく切りになっているソースなので、タバスコとは違って料理にボリュームが出ます。
サルサソースをかけることで具材が増え、食べごたえある料理に仕上がるでしょう。
一味唐辛子
一味唐辛子もタバスコの代用として使うことができます。
一味唐辛子は、純粋に唐辛子のみが使われているため、タバスコのような強い辛さを料理に足すことができます。
しかし、一味唐辛子は酸味を出すことができません。
辛さを出す点ではタバスコの代用として使えますが、タバスコのような酸味は他の調味料で補う必要があります。
タバスコは自分で手作りもできる!
タバスコは、家庭にある調味料で作ることができます!
既にご紹介した一味唐辛子に、酢と塩を足すことで、タバスコのような味わいになります。
作り方は、小さじ1の一味唐辛子に対して、大さじ1の酢と塩をひとつまみ加えて溶かすだけ!
作り置きしたい場合は
- 酢 1カップ
- 一味唐辛子 約30g
- 塩 大さじ1
を密封性の高い容器に入れます。
すぐに使うこともできますが、寝かせたほうが熟成されて美味しくなります!

簡単に作ることができるので、是非試してみてください!
タバスコの代用品はどんな料理に使える?
ご紹介したタバスコの代用品は、タバスコと同じように様々な料理で使うことができます!
タバスコの代用品に合う料理をご紹介します。
ピザやパスタにかける
タバスコの代用品は、ピザやパスタにかけて使うことができます。
豆板醤は、チーズタッカルビにも使われるように、チーズとの相性が良いので、ピザにも使うことができます。
ケチャップと混ぜてピザに乗せて焼くと、豆板醤の辛さとケチャップの酸味でピザソースのようになります。
出来上がっているピザに豆板醤をかけても美味しいですが、風味や味はタバスコとは異なるので、量には気を付けましょう。
パスタには、風味にクセがない一味唐辛子が使いやすいです。
他のご紹介した代用品でも、風味など多少変わることもありますが、問題なく辛さを足すことができます。
トマト系の料理にかける
トマト煮込みや、トマトソース、ドリアなどのトマト系の料理にも、タバスコの代用品を使うことができます。
サルサソースやチリソースはトマトが含まれているので、特に相性が良いです。
一味唐辛子を使うときは酢と混ぜると、トマトの酸味が際立ちます。
魚介料理にかける
魚介料理にタバスコの代用品をかけると、料理のアクセントになって美味しくなります。
白身魚のソテーにサルサソースをかけると、具材が加わって食べごたえも抜群。
フライには一味唐辛子、刺身にはラー油が相性が良いです。
ディップソースに混ぜる
生野菜や温野菜、クラッカーなどにのせるディップソースにも、タバスコの代用品は合います。
ディップソースは基本的に、クリーム系のベースにスパイスや野菜などが合わさったものです。
タバスコの代用品を加えることで、マイルドな辛さのディップソースになります。
カレーの隠し味として使う
カレーには、一味唐辛子やサルサソースが特に合います。
ごま油が含まれるラー油や、塩気がある豆板醤は、カレーとの相性はあまり良くありません。
入れるとしたら、かなり少量から足していきましょう。
タバスコは種類もさまざま!
普段使うタバスコは、スタンダードなオリジナルソースが多いかと思います。
実はタバスコは6種類あり、それぞれ辛さや特徴が違います。
タバスコの中で最も辛さが抑えられたものと、反対に辛さや刺激が強いものをご紹介します!
マイルドなハラペーニョソース
緑色のハラペーニョソースは、タバスコの中で最も辛さが控えめで、爽やかな風味が特徴です。
すっきりとした味わいで、ピザやパスタにはもちろん、ケージャン・マティーニというジンベースのカクテルにもハラペーニョソースが使われています。
他のタバスコに比べて、応用力の高いハバネロソースです!
辛いもの好きにおすすめのハバネロソース
パンチのある辛さが魅力のハバネロソース。
これまで販売されていたタバスコの中でも、特に辛いタバスコとして有名でした。
ハバネロにマンゴーやパパイヤなど南国のフルーツが含まれていて、甘い香りも感じられます。
”ほのかな甘さ+激辛”という辛いもの好きにはたまらないタバスコです。
辛さレベルMAX!スコーピオンソース
ハバネロを超えて、タバスコ史上最も辛いと言われているスコーピオンソース。
2017年にアメリカで数量限定で発売され、2019年に日本に上陸しました。
”トリニダート・スコーピオン・ブッチ・テイラー”という唐辛子に、パイナップルやグァバのフルーティな甘さも合わさったタバスコです。
以下は、それぞれのタバスコの辛さを表す”スコヴィール値”です。
- ハラペーニョソース→600~1200
- ハバネロソース→5000~8,000
- スコーピオンソース→2万3,000~3万3,000
スコーピオンソースの辛さは一目瞭然ですよね。
1滴だけでも身悶えするほどと言われている、辛いもの好きも驚くほどの辛さです。
タバスコは
- ラー油
- チリソース
- 豆板醤
- 一味唐辛子
- サルサソース
で代用できます!
タバスコを買わなくても、家にある調味料で様々な料理にタバスコのような辛さを加えることができます。
また、”一味唐辛子+酢+塩”でタバスコを簡単に手作りすることができます。
タバスコは種類も豊富で、いつも使っているスタンダードのタバスコを越える辛さのタバスコもあります。
ハラペーニョソースはマイルドで爽やかな辛さが特徴。
辛さも控えめなので、挑戦しやすいタバスコです。
ハバネロソースも辛いタバスコとして有名ですが、それを上回った突き抜ける辛さのスコーピオンソースなど、様々な種類のタバスコがあります。

いつもとは違うタバスコを試してみたら、新たな発見があるかもしれません!