
健康的な食卓に欠かせない味噌汁ですが、何の味噌汁が好きですか?
私自身は、あおさの味噌汁が大好きで週に3日は美味しく頂いています。
そんな馴染み深い味噌汁ですが、作りすぎて余った場合は次の日も食べたいですよね。
豚汁などは次の日は美味しかったりしますが、暖かい時期はすぐに傷んでしまって長持ちしません。
毎回おそるおそる匂いを嗅いで、変な匂いがしないか確かめてから飲んでいました。
嗅覚と味覚に任せて賞味期限を決めていましたが、本当のところ冷蔵庫で保存した味噌汁は、何日ぐらい持つのか気になるところです。
そこで今回は、味噌汁の保存期間についてじっくりと調べてみました。味噌汁を冷蔵庫に入れた場合と冷蔵庫に入れない場合の賞味期限を徹底解説していきます。
味噌汁を美味しく頂くために、ぜひ参考にしてくださいね。
冷蔵庫に入れた味噌汁の賞味期限

冷蔵庫に入れた味噌汁の賞味期限は、2日程度が目安です。
味噌汁の具の種類によっては、腐りやすいものがあるので、もっと早く賞味期限が切れると思っていてください。
あとは、冷蔵庫に入れるまでの時間が、賞味期限に大きく関わってきます。
細菌は、10度〜60度程度の温度帯で繁殖しやすいので、10度以下の冷蔵庫では細菌の繁殖が抑えられます。
なので、冷蔵保存の場合は、常温保存に比べて長持ちするのですね。
味噌汁が早く腐る理由は、発酵食品にあたる味噌を使用しているからです。
発酵食品である味噌には、乳酸菌や酵母菌、麹菌などの善玉菌が豊富に含まれています。
国技は相撲、国花は桜と菊、国菌は麹菌、国鳥は雉(キジ)、国樹(こくじゅ)は桜、国魚は錦鯉(にしきごい)、国蝶はオオムラサキ、国石(こくせき)はヒスイ
味噌の菌と具に含まれる細菌が加わりますので、味噌汁は腐りやすい食べ物だと頭に入れておいてください。
冷蔵庫に入れない味噌汁の賞味期限は?
冷蔵庫に入れない味噌汁の賞味期限は、2時間程度しかありません。
多くの細菌は、-15度で菌の繁殖が止まり、10度以下で菌の繁殖がゆっくり進み、20度以上で菌の繁殖が活発化するそうです。
なので、室内温度が20度以上の温かい季節には、2時間で賞味期限が切れてしまい食中毒の原因になるのです。
また、冷ましている間の時間でも細菌の繫殖が進みます。
味噌汁が残るようなら、素早く冷やして冷蔵庫に入れて保存をしてください。
冷蔵庫に入れた味噌汁の正しい保存方法
冷蔵庫に入れた味噌汁の正しい保存方法は、素早く冷やして冷蔵庫に入れることです。
- 鍋ごと素早く10度以下に冷やす
- 暑い季節は氷水で冷やすと良い
- 冷えてから冷蔵庫に入れる
- 保存容器に移してもよい
細菌は、冷ましている間の時間でも、細菌の繁殖が進んでいます。
なので、できるだけ素早く冷ます必要があるのです。
夏場は室内も高温になるので、味噌汁が冷めにくい環境です。
そんな時は、鍋ごと氷水につけるなど早く冷ますよう工夫しましょう。
冷蔵庫に鍋が入るスペースがない時は、保存容器を使っても良いですね。
また、75℃以上1分間の加熱をすれば食中毒の原因となる菌のほとんどが死滅するので、食べる前に必ず加熱してください。
味噌汁を少しでも長持ちさせるコツは、10度以下に素早く冷まして冷蔵庫に入れることです。
味噌汁は冷凍保存できる?賞味期限は?
なんと味噌汁は、冷凍保存もできるのです。
冷凍保存の場合の賞味期限は、1週間を目安にしてください。
味噌汁に入れた具にもよりますが、とくに肉類や傷みやすい具を入れた場合は早めに頂くようにしましょう。
冷凍保存は安心しがちですが、過信しすぎも禁物です。
また、冷凍保存することで、食感や味覚が変わる具材があるので注意してください。
- じゃがいも
- こんにゃく
- 豆腐
冷凍する予定のときは、冷凍保存に向かない具材を選ばない方が良いですね。
じゃがいもはモサモサ、こんにゃくはカチカチ、豆腐はパサパサになるので気をつけてください。
味噌汁を冷蔵庫に入れても賞味期限は意識しよう
味噌汁を冷蔵庫に入れても、賞味期限は意識して早めに召し上がってください。
10度以下で細菌の繁殖が抑えられても、ストップしたわけではありません。
細菌は、ゆるやかに繁殖が進んでいることを忘れずに。
必ず食べる前には、匂いなどを確認し加熱してから食べるようにしてください。
味噌汁の日持ちしない具材はある?
味噌汁の中に入れる具ですが、日持ちしない具材があります。
傷みやすい代表的な具材をあげていきます。
- なめこ
- 貝類(しじみ・あさり)
- たまご
- もやし
- じゃがいも
- 豆腐
- おくら
- ほうれん草
- わかめ
- 白菜
- 玉ねぎ
- 大根
- えのき
- しめじ
- さつまいも
- 茄子
味噌汁を保存するのが前提の日は、傷みにくい具材を選ぶようにすれば少しは長持ちします。
傷みやすい具材を使用した日は、残らない分量を作りましょう。
冷蔵庫に入れた場合味噌汁の賞味期限は、2日程度です。
出来たてのあつあつが一番美味しい味噌汁ですが、余ったり作り置きをする場合は、素早く冷やして冷蔵庫で保存しましょう。
味噌汁の賞味期限の目安をまとめます。
【味噌汁の賞味期限】
- 常温保存の場合は2時間
- 冷蔵庫での保存の場合は2日程度
- 冷凍保存の場合は1週間
傷みやすい味噌汁の具材の場合は、賞味期限の目安は短くなります。
【冷蔵庫での正しい保存方法】
- 鍋ごと素早く10度以下に冷やす
- 暑い季節は氷水で冷やすと良い
- 冷えてから冷蔵庫に入れる
- 保存容器に移してもよい
冷蔵庫に入れた場合の賞味期限は2日程度ですが、できるだけ早くを意識してください。
季節や室内環境により、賞味期限に差が出ますので、冷蔵庫に入れたからと安心してはいけません。
必ず食べる前に見た目や匂いを確認し、加熱してから召し上がるようにしましょう。
栄養満点で美味しい味噌汁は、健康的な食卓には欠かせない1品です。
忙しい主婦は、味噌汁の正しい保存方法を知っていれば、作り置きも可能になり少し楽ができますね。

味噌汁の賞味期限を意識して、賢く無駄なく美味しく頂きたいものです。