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干し柿は体に悪いって本当?柿の栄養は高いけど・・・

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秋の味覚の代表格の1つ、柿。旬は10月から11月。
その時期を楽しみにしている人も多いでしょう。

生柿はもちろんのことですが、干し柿も甘みが強くとっても美味しいですよね。

しかし、干し柿は体に悪い…そんな噂もあります。

その噂は本当のことなのか…?
干し柿が大好きな人にとっては、それが事実なら衝撃的な話ですよね…。

今回は干し柿が体に悪いのは本当なのか、そして干し柿が体に悪いと言われる理由などについても紹介していきます。

干し柿は体に悪いって本当?

干し柿は体に悪い食べ物ではありません!むしろ健康・美容に効果的なとても体に良い食べ物なのです。

干し柿を食べることで期待できる効果は、

  • 便秘の改善
  • 免疫力アップ
  • お肌の調子を整える

などがあります。

とても優秀な食べ物と言えますよね。

ただし、あることをしてしまうと体調不良・病気の原因となってしまう危険性があるのです。

干し柿が体に悪いといわれる理由

では、なぜ干し柿が体に悪いと言われるのか?

干し柿は食べ過ぎてしまうことで、体調不良を起こしてしまう危険性があるからです。

干し柿はとても栄養価の高いフルーツであるがゆえに、食べ過ぎてしまうとせっかくの素晴らしい栄養素が過剰に体内に取り入れられてしまい、様々な不調を起こしてしまうのです。

体に良いからと言ってなんでも食べ過ぎたりやり過ぎたりするのは良くないということですね…。

干し柿を食べ過ぎると体に悪い?

干し柿は食べ過ぎてしまうことで様々な体調不良が起きる危険性があります。

その症状は以下の通りです。

下痢や便秘

干し柿にはたくさん食物繊維が含まれているので、適切な量を摂取していれば便秘解消などにとても効果的ですが、摂取しすぎることでやはり消化不良となり腹痛・下痢・人によっては食物繊維の摂り過ぎが便を固くしてしまい、かえって便秘の原因になってしまうこともあります。

胃痛

干し柿を食べ過ぎる事で胃の中に石ができてしまい、胃痛・さらには吐き気や嘔吐などの症状があらわれる場合があります。

柿に含まれるタンニンという成分が原因で、タンニンは体にとても良い成分ですが接種しすぎることで胃の中で固まってしまいます。

症状がひどい場合胃粘膜を傷つけ潰瘍を起こしてしまったり、腸閉塞を起こしてしまう危険性も。

特に空腹時に多量の干し柿を食べると起こりやすいので、十分に気をつける必要があります。

肥満

干し柿のカロリーは1個約100kcal。干すことで質量は減っているにもかかわらず、実は生柿よりもカロリーが約1.2倍ほど高くなっているのです。

生柿と比べてもとても食べやすくなっているので、思わずぱくぱく口に運んでしまう人も多いはず…。

肥満は生活習慣病など様々な病気を引き起こす危険性があるので、気をつけた方が良いですよね。

干し柿を食べたあとなんとなく便通が悪いなどの症状がある場合は、食べ過ぎていると言えるので注意が必要です。

続けてしまうともっと大変なことになってしまう可能性もあるので、食べる量を控えましょう。

干し柿を一日に食べる個数は、カロリーや食物繊維の多さも踏まえて最大でも2個にとどめておくのが良いでしょう。

干し柿の体に悪くない美味しいレシピ

最近では干し柿を使ったアレンジ料理のレシピも多く紹介されています。

干し柿だけで食べるのとは違った美味しさを楽しめて、さらに他の食材と一緒に食べる事でバランスよく栄養を摂ることができるのがメリットですよね!

ここでは、干し柿を使ったレシピの中でも人気の高い「干し柿と大根のなます」のレシピを紹介します。とても簡単で健康的ですよ!

<干し柿と大根のなます>
【材料】

  • 大根 1/3本
  • 干し柿 1~2個
  • 塩 小さじ2
  • 酢 大さじ3
  • 砂糖 大さじ2

【作り方】

  1. 大根を細切りにしてボールなどの容器に移し、そこに塩小さじ2を入れ軽く混ぜ合わせ、5〜10分置いたら水気を絞ります。
  2. 干し柿はへたと種を取ってから大根同様細切りにしておきます。
  3. 酢大さじ3と砂糖大さじ2を混ぜ合わせ、そこに水気を絞った大根と細切りにした干し柿を加えて混ぜ合わせます。
  4. その後冷蔵庫にしばらく置いておき、全体に味を馴染ませたら完成です!酸味と干し柿の甘さが絶妙にマッチしていてとっても美味しいです!

様々な料理の副菜にピッタリなので、作り置きしておくと良いですよね。

家にある食材・調味料で誰にでも簡単に作ることができるのもポイントです。

干し柿は栄養価の高い美味しいフルーツ

干し柿は食べる量さえ気をつけていれば健康・美容に良いとても栄養価が高く美味しいドライフルーツの一種です。

そもそも柿はとても栄養価の高い果物。それは生柿・干し柿どちらにも言えることなのです。

「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざもあるほどで、それほど柿は健康に良いと昔から言い伝えられているのです。

干し柿が美味しいと感じるのはその甘さにあると言えます。干すことで水分が抜け甘みが増し、その糖度は生柿の4倍以上になります。

もちろん摂り過ぎることは良くないですが、甘いものを口にすることでリラックス効果もあるので、添加物たっぷりのお菓子などをたべるより適量の干し柿をおやつとして食べるほうが健康的ですよね。

干し柿に含まれている栄養価

干し柿に含まれている栄養素で代表的なものは、

食物繊維・ビタミンA
・βカロテン・タンニン・カリウム

などがあります。

それぞれの栄養素は体にとても良い効果があります。

ここではその5つの栄養素にどのような効果があるのかを紹介していきます。

食物繊維

食物繊維は生柿よりも多く、さらに他の果物と比べても比較的多く含まれています。

干し柿に特に多く含まれるのが「不溶性食物繊維」。便のかさを増やし腸を刺激することで、排便を促す効果があります。

ビタミンA

ビタミンAは、生柿から干し柿にすることによって含まれる量が増えます。

ビタミンAは強い抗酸化作用を持っていて、お肌にとっても良い効果をもたらしてくれる栄養素。

肌の免疫力アップ・アンチエイジングの効果もあり、シミやシワ、更には美白効果まであります。

βカロテン

βカロテンにはとても強い抗菌化作用があり、生活習慣病の予防や免疫力が上がる効果があります。

免疫力が上がることで風邪の予防・さらにがんの予防にもなると言われています。

タンニン

タンニンは血の巡りを良くする効果があります。そのため代謝がアップしたり更には毛穴が引き締まり美肌にも効果的。

ビタミンA同様、アンチエイジングの効果があると言えるのです。

また、アルコールの分解も助けるので、二日酔い対策にも効果的です。

カリウム

カリウムは体内の余分な水分・塩分の排出を促し、体の中の水分量を一定に保つ働きがあります。

むくみ解消・ほてりの減少にとても効果的です。また血圧を下げてくれる効果もあります。


今回は、干し柿が本当に体に悪いのかについて紹介しました。

干し柿は体に悪い食べ物ではありません。

むしろ健康・美容にとても効果的なフルーツなのです。ただしそれは適量を摂取していることが前提となります。

一度に大量に食べ過ぎてしまうことで、下痢・便秘などの消化不良や、胃に石ができてしまい胃痛を引き起こすなどの体調不良が起きる危険性があります。

一日に食べる量は、最大でも2個に抑えておきましょう。

干し柿に含まれる主な栄養素とその効果は以下の通りです。

  • 食物繊維…便秘解消・快便
  • ビタミンA…美肌・美白・アンチエイジング
  • βカロテン…免疫力アップ
  • タンニン…代謝アップ
  • カリウム…むくみ解消

 

これだけ栄養価の高い干し柿。
適量を守りながら上手に取り入れることで、健康な体を手に入れることが可能なのです。