
くもんといえば「やっててよかった公文式」のCMが良く知られている学習塾です。
そんなくもんは、苦手な算数を克服できたり、勉強に対し自主性が身についたりと、学習レベルを上げるシステムが素晴らしいと聞きます。
しかしそれと同時に、「くもんは高い!」という声も。実際はどうなんでしょうか?
今回は、くもんの料金について紹介します。
くもんの料金

くもんの料金は、月会費1教科7,150円から9,900円。(所在する地域、年齢・学年別で金額が変わります。)
算数・数学、英語、国語の3教科の中から選択可能。
学習内容は、教室に行き教材をもらい自主学習をするというもの。この学習法だけを見ると、「くもんの料金は高い!」と感じる人もいるようです。
それでは、月会費や入会金について詳しく見てみましょう。
くもんの月会費
くもんの月会費は、所在する地域や年齢・学年別で変わります。
<東京都・神奈川県の月会費(1教科)>
幼児・小学生 | 7,700円 |
---|---|
中学生 | 8,800円 |
高校生以上 | 9,900円 |
<上記以外の地域の月会費(1教科)>
幼児・小学生 | 7,150円 |
---|---|
中学生 | 8,250円 |
高校生以上 | 9,350円 |
※月会費には消費税と教材費が含まれています。
一般的に、小学生が通う学習塾の月会費は、1教科5,500円といわれています。それに比べると、くもんの月会費7,000円以上の金額は高く感じます。
入会金や教材費は?
くもんは、入会金や教材費は一切かかりません。
教材費は月会費に含まれているため、くもんに支払う金額は上述した月会費のみです。しかし、教室によっては「冷暖房費」がかかる場合があります。
くもんに割引制度はある?
くもんには、割引制度はありません。
他の学習塾では、兄弟割引や紹介割引などの制度がありますが、くもんでは割引の制度は一切ありません。
くもんの費用を抑えるには?
くもんの費用を抑えるには、3つあります。
- 習う教科数を減らす
- くもんの市販教材を利用する
- 無料体験を利用する
これらを利用することで、月会費を減らしたり費用を抑えることが可能です。
習う教科数を減らす
習う教科数を減らすことで、毎月かかる費用を抑えることができます。
例えば3教科全て受講した場合、毎月20,000円以上の月会費が必要。
しかしくもんでは、学習教科を1つから選べるというメリットがあります。それを利用し本当に必要な教科だけ習うことで、月会費を減らすことができます。
くもんの市販教材を利用する
くもんの市販教材を利用することで、大幅に費用を抑えることが可能です。
くもんの市販教材は、1冊800円~1,000円前後で販売されており、本屋やネット通販から気軽に購入できます。
くもんの市販教材の種類には、
- 幼児ドリル
- 小学ドリル
- 中学、高校学習参考書
これらの市販教材は、くもんの教室で実際に学習する教材プリントと類似しています。
くもんに習わせたいが月会費が高いと躊躇してる人は、市販教材を使うことで費用を抑えることができます。
無料体験を利用する
くもんは、年に3回無料体験学習を利用することができます。
無料体験に参加し、学習方法や教室の雰囲気を見て、子どもが通えそうか判断。そうすることで、入会後の「合わなかった」を回避し、月会費を支払ってしまったあとの無駄を無くすことができます。
くもんの無料体験は
- 年に3回(2月、5月、11月)
- 体験期間は2週間、最大4回受講可能
- 何度も受けられる※注意有り
無料体験といっても、すでに通っている生徒と同じ環境で学習し、教科も算数・国語・英語の中から複数選択できます。
人によっては、年に3回の無料体験を全て参加する人もいるようですが、あまりおすすめしません。
無料体験は、入会後の「合わなかった」を防ぎ、月会費を無駄にしないことを目的に利用しましょう。
くもんに向いているのはこんな子
くもんに向いているのは、こんな子です。
- コツコツ取り組める
- 反復学習が苦にならない
- 算数力を伸ばしたい
- 机に向かう習慣をつけたい
くもんの学習法は、子どもの向き不向きがあります。上記にあてはまる子であれば、くもんに向いているでしょう。
それでは、詳しくは説明します。
コツコツ取り組める
くもんに向いている子は、コツコツ取り組める子です。
くもんは自主学習を基本としています。教室では、受け取った教材を自分の力で解き進み、間違えたところは100点を取るまで次のステップに進めません。
「できないこと」「わからないと」を克服するまで、繰り返し学習を続けます。
そのため自分で考えることを基本に、コツコツ取り組める子がくもんに向いているといえるでしょう。
反復学習が苦にならない
反復学習が苦にならない子であれば、くもんに向いています。
反復学習は間違えた問題以外に、正解している問題でも繰り返し学習することがあります。それは「わかったつもり」をなくすため。
「わかったつもり」がなくなり習熟まで至れば、どんな問題でも応用が効くようになります。
それを子ども自身が理解し、反復学習を苦にならない子であれば、くもんに向いているでしょう。
算数力を伸ばしたい
くもんは算数力を伸ばしたい子に向いています。
算数は1度つまずくと、その先もわからないことが膨れ上がり、算数を嫌いと感じてしまう子がいます。
しかし、くもんではわからないことがあれば戻って勉強をやり直し、わかるまで反復学習をします。
反復学習は先程も述べましたが、しつこいほど同じ問題や、似たような問題を繰り返し学習することで体得し、いつの間にかつまずいたところが克服できるようになるのです。
机に向かう習慣をつけたい
机に向かう習慣を身につけたい子にくもんは向いています。
くもんは、毎回たくさんの宿題を持ち帰ります。その量は、毎日欠かさずやらない終わらないほどです。
くもんに通うと、子ども自らが次回の教室までに宿題を終わらせようと、毎日机に向かう習慣が自然と身につくようになります。
ほかの塾や通信教育の費用との比較
くもんは「高い」と言われることがありますが、実際はどうなんでしょうか?ほかの塾や通信教育の費用と比較してみましょう。
学研教室との比較
・月会費:算数・国語8,800円 算数・国語・英語13,200円
(小学コース料金、税込、教材費込み)
学研教室はくもんと同じように、教室に行き教材学習をします。
月会費は、算数・国語の2教科8,800円、くもんだと1教科7,000円から。そこだけを見ると、やはりくもんの月会費が高いです。
しかし、くもんは1教科から受講可能。1教科だけ習わせたい場合は、学研よりも、くもんのほうが月会費を抑えることができます。
通信教育小学ポピーとの比較
・月会費:2,500円~3,800円(税込、学年ごとに金額が変わります)
くもんに比べて、小学ポピーは月会費がかなり安いです。しかし、小学ポピーの通信教育は、教材が自宅に届くだけ。
先生による添削などのアフターフォローがないため、全て家族が行う必要があります。
教材を上手に進められる子や、家族が添削に負担を感じない場合は、くもんに比べて安く受講できるのでおすすめ。
しかし正確な採点や添削、子どものわからないに対し適正な指導を受けさせたい場合は、くもんの方が学習レベルを上げやすいでしょう。
くもんの料金は、月会費1教科7,150円から9,900円。(所在する地域、年齢・学年別で金額が変わります)
学習内容は、教室で教材を受け取り自主学習をします。この学習法だけを見ると、「くもんの料金は高い!」と感じる人もいます。

しかし、くもんを習うことで算数力を伸ばしたり、毎日勉強をする習慣を身につけることができます。その点をみると、くもんの料金が高いだけの価値はありそうです。