チャツネは、野菜や果物に砂糖・酢・香辛料を加えたもので、ペースト状のジャムのような調味料です。
香辛料は、ミント・オレガノ・ココナッツ・コリアンダーの葉を使うのが一般的。
マンゴーチャツネやリンゴチャツネなど、様々な種類のチャツネが存在し、主にインド料理に使われてきました。
日本の家庭料理にも使いやすく、カレーはもちろん、煮込み料理やパスタソース、チキンの味付けなど、様々な料理に使うことができます。
チャツネは家庭にある調味料で、代用することができるのでしょうか?
チャツネの代用品やチャツネの作り方、代用品で作ることができるレシピをご紹介します!
チャツネの代用
チャツネは、冷蔵庫にある調味料や食材で代用することができます。
わざわざ買いに行かなくても、チャツネの代用品で美味しく料理が作れたら嬉しいですよね。
チャツネのように、料理に旨みやコクを与える代用品をご紹介します!
ジャム
ジャムは、チャツネの代用として最も最適です。
リンゴジャムはカレーとの相性が良く、爽やかな甘みや香りが料理のコクを引き出してくれます。
入れる量には注意が必要で、少量ずつ味見をしながら加えていきましょう。
また、柑橘類の皮から作られるマーマレードジャムは、チャツネと同じ分量で使うことができます。
甘いだけでなく、ほろ苦さと酸味のあるマーマレードは、料理に深い風味とコクをプラスします。
他にも、イチゴジャムやマンゴージャムも代用可能なので、余っているジャムを無駄なく使うことができます。
はちみつ
はちみつも、チャツネの代用として使うことができます。
はちみつのほのかな花の香りが、チャツネのフルーティな香りにも似ており、料理の風味も華やかにします。
入れる量には注意して、少量ずつ加えていきましょう。
ドライフルーツ
ドライフルーツもチャツネの代用として使うことができます。
様々なフルーツを乾燥させたドライフルーツは甘みが凝縮されており、料理に加えると甘みと旨みが全体に広がります。
液体じゃないので量の加減が簡単で、味の調節がしやすいのもポイントです。
ドライフルーツはカレーとの相性が良く、食感も楽しむことができます。
バナナ
バナナもチャツネの代用品として活躍します。
使うときにはバナナをつぶしたり、すりおろして、ペースト状にします。
黒く変色してきたバナナは、やわらかく使いやすいので代用に向いています!
バナナの甘みととろみが、料理をマイルドに仕上げてくれますよ。
砂糖
砂糖も、チャツネの代用品になります。
砂糖は料理に甘さとコクをプラスします。
しかし、チャツネに比べると旨みは足りず、フルーティな香りも感じられません。
少しの量でも甘さが出るので、味見をしながら加えていきましょう!
ケチャップ
ケチャップも、チャツネの代用として使うことができます。
トマトをベースに、様々な調味料や野菜を合わせて作られたケチャップは、チャツネのように料理に旨みやコクを加えることができます。
酸味が強いので、こちらも少量ずつ加えましょう!
料理によっては、ケチャップを水で薄めて使うと良い場合もあります。
いくつかの材料を組み合わせてよりチャツネに近づけよう
様々な材料や調味料からなるチャツネ。
代用品も他の材料と組み合わせることで、更にチャツネの味に近づけることができます。
ジャムとウスターソース
ジャムとウスターソースを組み合わせると、チャツネのような深みのある味わいになります。
ジャムはマーマレードジャムがおすすめです。
マーマレードジャムのほのかな苦みと甘みにウスターソースを加えることで、肉料理にピッタリの調味料になります!
ジャムとスパイス
ジャムにスパイスを加えると、フルーティな甘さとスパイスの辛さで、カレーや煮込み料理にぴったりのソースが完成します。
スパイスは、クローブ、シナモン、ナツメグがおすすめです。
クローブはピリッとした刺激があり、シナモンやナツメグは良い香りが特徴です。
ジャムに加えることで辛さと甘さが整い、チャツネと同じように使うことができます。
チャツネの代用品を使うときの注意点
チャツネの代用品はたくさんありますが、使うときの注意点もあります。
代用品を使うポイントを抑えることで、チャツネのように料理に甘さやコクを与えられます。
少しずつ加える
代用品は全て、少しずつ加えることが大事です。
代用品で紹介した食材や調味料は、どれも甘さが強いものです。
一度にたくさんの量を入れてしまうと、代用品の甘さが主張しすぎてしまい、本来の料理の仕上がりと全く違う甘さや風味になってしまうかもしれません。
少しずつ加えながら、味をこまめにチェックして使いましょう!
甘さだけでなくコクが出るかを意識する
チャツネは甘さだけでなく、辛さやコクを出す調味料です。
煮込み料理にチャツネを使うことで、長時間煮込まずともコクがでて、手軽に味に深みを与えることができます。
代用品を使うときはコクを意識して、代用品の甘さだけにならないように気を付けましょう。
チャツネは自分で手作りできる?
チャツネは自分で手作りすることが可能です!
少々手間はかかりますが、スパイスの量を調整でき、自分好みのチャツネを作ることができます。
【材料】
- りんご…1個
- しょうが、にんにく…1かけ
- 玉ねぎ…1/2個
- レーズン…30g
- プルーン…5個
★りんご酢…100ml
★はちみつ…60g
★塩、ナツメグ、レッドペッパー…小さじ1/4
★クローブ…2、3個
①玉ねぎ、りんご、しょうが、にんにく、レーズン、プルーンをみじん切りにする
②ボールに★を入れて①の玉ねぎ以外の材料を加えて混ぜ、1時間ほど置く
③玉ねぎをアメ色になるまで炒める
④鍋に②と③を入れて中火にかけ、アクが出たら都度取り除く
⑤水分がなくなるまで炒めて完成!
チャツネの代用品はこんな料理に使える
チャツネの代用品は様々な料理で活躍します。
普段の家庭料理も、チャツネの代用品を使うことで、まとまりある深い味わいにしますよ!
カレー
チャツネの代用品が1番活躍する料理は、やはりカレーです。
カレー自体が様々なスパイスや野菜が含まれており、辛さとコクがある料理です。
そこにはちみつやジャムなど代用品を使うと、辛みの角が取れてマイルドな味になります。
また、ひと晩置かなくても長時間寝かせたようなコクを与え、料理全体の味を整えます。
ビーフシチュー
人気の煮込み料理、ビーフシチューでも代用品を使うことができます。
果実由来の甘みと牛肉の相性はとても良いと言われているため、特にジャムやドライフルーツが代用品に向いているでしょう。
ビーフシチューの味を邪魔せずに、風味やコク、スパイスの香りを足して、より本格的な味に仕上げることができます。
カレーと同じように、代用品を使うことで煮込む時間の短縮にもなります!
パスタソース
チャツネの代用品は、パスタソースに加えても美味しく仕上がります。
特にミートソースとの相性が良く、ひき肉やトマトの旨みを代用品が際立たせます。
クリーム系のマイルドなソースには不向きなので、トマト系の味が濃いソースに加えて使いましょう!
チャツネを手に入れるならここ!
チャツネは手作りもできますが、最近はお店で市販品も豊富に売られています。
チャツネを購入できる場所をご紹介します。
スーパーのカレー売場
スーパーでは、カレー売場やスパイスコーナーに陳列されていることが多いです。
スーパーに並んでいるチャツネの多くは、カレー用に作られているもので、主にマンゴーをベースにしています。
ハウス食品やS&B食品などのメーカーのチャツネが多く売られています。
輸入食料品店
輸入食料の専門店では、スーパーよりも豊富な種類のチャツネを扱っています。
甘さよりも辛さが際立ったスパイシーなチャツネも置いてある可能性が高いです。
身近な輸入食料品店といえば、カルディやコストコ、成城石井など。
今人気の業務スーパーにも一部輸入食品の取り扱いがあり、インド直輸入のチャツネが置いてあります!
ネット通販
1番手軽な購入手段は、Amazonや楽天などのネット通販です。
ネット通販は、商品を購入した人のレビューがあるのもメリットの1つです。
他の人が使った感想などを見ると味の想像がつきやすく、自分では思いつかなかったチャツネの使用方法なども発見できるかもしれません!
送料はかかってしまいますが、豊富な品揃えなので、様々なチャツネを試したい人はネット通販がおすすめです。
チャツネの代用は
- ジャム
- はちみつ
- ドライフルーツ
- バナナ
- 砂糖
- ケチャップ
です。
ただし、砂糖は甘さを加える役割が強く、料理に旨みを与えることはできません。
他の調味料とのバランスを考えながら、甘くなりすぎないように気をつけながら加えましょう!
更に、
- ジャム+ウスターソース
- ジャム+スパイス
の組み合わせで、辛さと甘さが合わさった本格的なチャツネの味に近づきます。
手間はかかりますが、チャツネを手作りすることもでき、スパイスや甘さの調節をして自分好みのチャツネにすることもできます!
手軽にコクと深みを与えてくれるチャツネの代用品。
様々な料理に加えて、お気に入りの味を見つけてみてはいかがでしょうか?