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メロンが苦い!食中毒になる?なってしまった時の対策も!

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甘くてちょっと贅沢な高級フルーツと言えばメロンですよね。

そんな甘いフルーツの代名詞のようなメロンが苦かったらどうしますか?

「えっ!?腐ってるの?」って不安がよぎりますよね。

苦いメロンを飲み込んでしまった場合はなおさら深刻で…

甘いと思っていたメロンが苦かった場合には、メロンなりの理由があるのです。

以前にメロンで食中毒になったって聞いたことがあるし、本当のところはどうなのでしょうか?

今回は、苦いメロンと食中毒との関係性を詳しく解説していきたいと思います。

食中毒になった時の対策についても触れていますのでぜひ参考にしてくださいね。

苦いメロンを食べると食中毒になる?

苦いメロンを食べると、食中毒になる可能性があります。

メロンの苦味成分は「ククルビタシン」と言われ毒性があり、この成分が食中毒の原因になります。

ククルビタシンは、とくにまだ熟れていない若いメロンに多く含まれており、害虫から果実を守るために苦みを出しているのです。

この苦味成分は、熟れていくほど減少し食べごろには甘くなってきます。

本当に植物は不思議ですよね。

感心してばかりではいられません、この苦味成分「ククルビタシン」の毒性は危険なので、苦みを感じたら飲み込まずすぐに捨てましょう。

メロンが苦くなる主な理由は3つあります。

【メロンが苦いと感じる主な3つの理由】

  • 熟れすぎたメロンの場合
  • 若すぎるメロンの場合
  • メロンが病気にかかっている場合

【熟れすぎたメロンの場合】

熟れすぎたメロンが苦い原因は、メロンのタンパク質分解酵素である「ククミシン」が苦みをだしていることです。

この「ククミシン」は、毒性がある「ククルビタシン」と違い毒性はなく食中毒にはなりません。

あまりおいしくないですが、食べてしまっても大丈夫。

メロンは、熟してしまえば安心だということです。

美味しく食べるためには、食べごろを意識して食べましょう。

【メロン豆知識】

  • 食べごろは収穫後一週間前後
  • メロンの保存は常温
  • 食べる数時間前に冷蔵庫で冷やすとおいしい

【若すぎるメロンの場合】

若すぎるメロンが苦い場合は危険です。

若いメロンには、害虫から果実を守るために苦味成分の「ククルビタシン」を多く含みます。

ククルビタシンは、ウリ科の植物に含まれる苦みの成分ですが、毒性があるので食中毒になる可能性があるのです。

「まだ硬そうだな」とあきらかにわかる場合は、熟すのを待ち食べるのを控えてください。

包丁を入れてしまってからは、苦くても日持ちがしないので捨てるしかないのです。

早まる気持ちをグッと抑えて、良い香りがして熟れるのを待ちましょう。

【メロンが病気の場合】

病気にかかったメロンは、かなり強い苦みがします。

このメロンの病気は「バラ色カビ病」といい、果実の内部は腐敗し、病斑の表面に白色から桃色のかびが密生します。

このかびに犯された果実は強い苦みが出るのが特徴。

メロン自身が病気への防御作用で苦味成分の「ククルビタシン」を大量に発生させるのでかなり苦みを感じます。

このククルビタシンは、食中毒の危険性があるので注意が必要。

ばら色かび病のメロンは、果実の一部が変色したり、皮の一部分が白くなっています。

また、苦みを食べてしまうと、口の中がピリピリしたり舌がしびれたりします。

このような症状が出た場合は、飲み込まずすぐに捨てましょう。

苦いメロンで食中毒になる理由は?

苦いメロンで食中毒になる理由は、苦みの成分「ククルビタシン」には毒性があり自然毒の一種で食中毒になる危険性があるからです。

ククルビタシンは、ウリ科植物に含まれる苦味の元になる成分のことで、ヘタとシリに近い部分に多く存在します。

この成分は特に熟していない果実や収穫直後に多く含まれている事が知られています。

また、メロンが「バラ色カビ病」にかかっている場合にもククルビタシンが大量に発生し強い苦みが特徴です。

熟れすぎたメロンの苦みはあまり気にすることもありませんが、明らかに若いメロンや病気にかかっていそうなメロンには注意が必要になります。

【メロンで食中毒にならないための予防策】

  • 若いメロンは追熟してから食べること
  • 「病気かな?」っと思ったら食べない
  • 苦みを感じたら飲み込まず捨てる

苦いメロンで食中毒になった時の症状

苦いメロンで食中毒を起こしたときに起こる症状は、

  • 唇のしびれ
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢

食べてから数時間以内に、消化器系の中毒症状が現れます。

ククルビタシンのような毒性成分の食中毒の発症は食べてから数時間以内と潜伏する時間が短いのが特徴です。

人の体は、体内に毒素が入り込んだ時、それらを排除しようとして下痢や嘔吐を繰り返します。

苦しいですが、体外に毒素が排出されると症状は徐々に回復。

症状がひどい場合は、早めに医療機関の受診をしてください。

苦いメロンを食べて食中毒になったときの対策

苦いメロンを食べて食中毒症状が出た場合は、早めに医療機関を受診をおすすめします。

受診の際は、「苦いメロンを食べた」ことを伝えてください。

食中毒になった時の対策は、残念ながら自分で出来るのは水分補給ぐらいです。

とくに気を付けたいのは、毒素型の食中毒の場合は体外に排出した方がいいので、自己判断で吐き気止めや下痢止めの服用はしない方がいいでしょう。

腸内で菌が留まることで、毒素が増えて重症化する可能性もあるからです。

とくに小さな子どもや高齢者の場合は、脱水症状が進んで深刻な状態になる恐れがあるので早めに医療機関を受診し、苦いメロンを食べたことを伝えてください。

メロンが苦い場合は食べるのをやめておこう

メロンが苦い場合は、苦味成分が食中毒の原因になるので食べない方がいいのです。

強い苦みの場合には、口に入れた瞬間にわかるので飲み込まずに捨てましょう。

  • 若いメロンは追熟して食べよう
  • あきらかに病気のメロンは食べない
  • 熟しすぎに気をつけ食べごろを意識する

メロンの苦味成分「ククルビタシン」は、毒性があり食中毒の原因になります。

メロンが苦いと感じる理由は以下の3つです。

  • 熟れすぎたメロンの場合
  • 若すぎるメロンの場合
  • メロンが病気の場合
とくに熟す前の若いメロンや病気になっているメロンは食べないように気を付けてくださいね。

メロンは食べ頃の判断が難しく、まだ硬くあきらかに若いメロンは追熟して食べ頃になるのを待ちましょう。

万が一、苦いメロンを食べた時は、無理に飲み込もうとせず捨ててください。

飲み込んでしまった場合は、あわてずに様子を見て嘔吐や吐き気などの食中毒症状が現れた場合は、水分補給と医療機関の受診をおすすめします。

受診の際は「苦いメロンを食べた」ことを医師に伝えるようにしてください。

苦しいですが食中毒になってしまった場合は、自分で出来ることは水分補給ぐらいしかありません。

小さな子どもや高齢者は、脱水症状で危険が伴うので早めに受診してください。

メロンの美味しい甘さが最高のときに召し上がってくださいね。