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キウイの食べ過ぎは下痢になる?栄養価は高いけど・・・

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キウイは、美容や健康に良いとされている人気の果物ですね。

爽やかな酸味と、甘みのあるキウイはそのまま食べたり、スムージーやジャムのように一手間加えても、美味しく食べられます。

そんなキウイは、健康面で言うならば1日1個~2個食べることを推奨されていますが、つい食べ過ぎてしまうなんてことも。

しかし、キウイを食べ過ぎると下痢になると聞いたことがありませんか?それは、本当なのでしょうか。

今回は、「キウイの食べ過ぎは下痢になる?」について紹介します。

キウイの食べ過ぎは下痢になる?

キウイを食べ過ぎると、下痢になる場合があります。

原因は、以下の3つ

  • キウイに含まれる成分が腸で過剰に反応
  • アレルギーを引き起こすため
  • ストレスとの関係性

キウイは、適度な量を食べるのであれば、そこまで下痢の心配はありません。しかし、食べ過ぎることで上記の原因と結びつき、下痢になる可能性があります。

キウイの食べ過ぎで下痢になる原因・成分

キウイの食べ過ぎで下痢になる主な成分は、3つ考えられます。

  • アクチニジン
  • 食物繊維
  • クエン酸

これらをたくさん摂ることで、下痢を引き起こしている可能性があります。

それぞれの成分について、詳しく説明します。

アクチニジン

キウイの食べ過ぎで下痢になる原因の多くが、アクチニジンです。アクチニジンは、キウイ果実に含まれるタンパク質分解酵素。

タンパク質分解酵素はタンパク質を分解し、本来であれば消化促進効果がある優秀な成分なのです。

しかしキウイを食べ過ぎることで、タンパク質分解酵素の働きが激しくなり、下痢を引き起こします。

そんなアクチニジンは、熱に弱い特性を持ちます。キウイを食べて下痢になる人は、キウイに熱を加えてから食べることで、下痢になりにくいと言われています。

食物繊維

食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。

これらがバランス良く含まれている食べ物を食べると、便秘の改善や血糖値の上昇を穏やかにする効果が。

キウイはまさに、2つの食物繊維がバランス良く、豊富に含まれている果物です。

しかし、キウイを食べ過ぎると水溶性食物繊維が激しく働き、腸に刺激を与えます。その刺激により腹痛や胃痛をもたらし下痢になります。

また、この症状が出やすいのは胃腸やお腹が弱い人。心当たりがある人は、キウイの食べ過ぎには気を付けましょう。

クエン酸

クエン酸は、キウイに限らずグレープフルーツやレモン、梅干しなどに含まれる「酸っぱい成分」

とくにキウイには、クエン酸が多く含まれています。クエン酸は、ただ酸っぱいだけではなく、消化吸収を助けてくれる役割があります。

しかし、クエン酸もこれまでに紹介した成分と同様に、キウイを食べ過ぎることで腸に強い刺激となり、下痢を引き起こすのです。

キウイの食べ過ぎで下痢になる原因・アレルギー

キウイは、アレルギーを引き起こしやすい果物と言われており、食べ過ぎることで下痢や、他のアレルギー症状が出やすくなります。

アレルギー症状で多いのが、「口腔アレルギー症候群」。これは、口や喉に痛みやイガイガ感、痒みなどのアレルギー症状が見られます。

中には、口腔アレルギーの反応が無くても、お腹や腸でアレルギー反応が起きてしまい、下痢や嘔吐などの症状が出る人もいます。

そんなキウイに含まれるアレルギー要素はいくつかありますが、原因の多くは先程も述べた「アクチニジン」です。

アクチニジンによるアレルギーは、口腔アレルギー症状がほとんどですが、まれに胃腸の弱い人やアレルギー体質の人は、下痢になることがあります。

またゴールデンキウイには、アクチニジンはごくわずかしか含まれていません。その為、グリーンキウイに比べて、ゴールデンキウイの方がアレルギー反応が出にくいと言われています。

ですので、キウイを食べてアレルギー反応が出てしまう人は、ゴールデンキウイを食べた方が安心でしょう。

キウイの食べ過ぎで下痢になる原因・ストレス

キウイの食べ過ぎで下痢になる原因として、過敏性腸症候群というストレスにより起こる病気との関係性が考えられます。

過敏性腸症候群は、お腹に腫瘍や炎症などの異常が無いにも関わらず、ストレスを感じると、お腹が痛くなったり便秘や下痢など、排便異常の症状が現れます。

そもそも、過敏性腸症候群の改善にはキウイの水溶性食物繊維が良いとされています。水溶性食物繊維は、スムーズな排便を促し便の調子を整えてくれる作用があるからです。

しかし過敏性腸症候群の人は、胃腸への刺激がとても弱い。キウイを食べ過ぎることにより、食物繊維が腸の中で過剰に働き、激しい下痢や腹痛などに見舞われことがあります。

キウイの食べ過ぎで下痢になる時の対策

キウイの食べ過ぎで下痢になる人は、以下の4つを意識して対策しましょう。

  • キウイは1日2個まで、適度な量を食べる
  • アレルギー反応が出る場合は火を通してから食べる
  • グリーンキウイよりもゴールデンキウイを選ぶ
  • 下痢になった場合はしばらくキウイを食べずに胃腸を休める

すでにキウイの食べ過ぎで下痢になっている場合は、胃を休めて水分を多く摂ることが大切です。そして、キウイを食べるのはしばらく控えたほうがいいでしょう。

原因と対策を知ってキウイをおいしく食べよう

キウイの食べ過ぎで下痢にならないようにするには、原因と対策を知ることが大切です。

それでは、まとめてみましょう。

  • キウイは適度に食べれば整腸作用や消化不良を改善する成分が含まれている
  • キウイを食べ過ぎることで、お腹や腸に良いとされる成分が下痢を引き起こす
  • キウイは適度な量を食べ食べ方を工夫することで下痢にならない対策が可能

これらを知ることで、キウイを美味しく食べることができます。


キウイを食べ過ぎると下痢になる原因は、3つありました。

  • キウイに含まれる成分が腸で過剰に反応
  • アレルギーを引き起こすため
  • ストレスとの関係性

キウイは一定量であれば、美容や健康に良い果物です。しかし、食べ過ぎることにより、身体に負担をかける場合があります。

キウイは、美味しく健康でいられる量を食べましょう!